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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.201 2007/01/15 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
http://www.sk-k.co.jp
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このメールマガジンは、名刺交換をさせて頂いた方、ホームページより
ご登録を頂いた方などのご縁を頂いた皆様に配信させて頂きます。皆様
のお仕事においてこの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

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モチベーション・マネジメント(1) −モチベーションの危機−
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 前のメルマガで、「経営の最重要課題は社員のモチベーション再生」
を書きましたが、改めて、シリーズとしてモチベーションを取り上げます。

 第一回目は、なぜ、モチベーションが重要な経営課題になってきたのか
を考えてみましょう。

 最近、社員の働く意欲の低下に歯止めがかからないという、モチベーション
の危機に直面している企業が増えています。特に、人材の労働市場での
流動性の高いIT業界などでは、顕著に現れており、企業の競争力に重大な
影響が出でいます。

 具体的には、採用コストを掛け採用したにも関わらず、「社員が突然に
会社を辞めた」「希望退職を募ったら予定以上の応募があった」「モチベーション
を上げるつもりで導入した成果主義が、逆に、現場の士気を下げてしまった」
などです。さらには、訴訟沙汰にまでなるケースが出てきた社員が自律神経
を病んだり、うつ病になるケースです。

 その兆候として、「遅刻や欠勤が多くなる」「私用外出や直帰が多くなる」
社員の笑顔が少なくなった」「職場で陰口が多くなった」「前向きな発言が
出てこなくなった」「「上司と目を合わせない部下が多くなった」などが
あります。「上司と目を合わせない」程度の兆候は、むしろ、大半の組織で
見られます。

 モチベーションの危機は、ほとんどの会社で経営課題として取り上げる
必要性があるのです。その危機に気付いていないというのは、恐ろしいこと
です。早めに手を打たないと、仕事の品質や生産性の点からだけではなく、
人材の流出などで会社が内部から崩壊しかねないのです。

(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『モチベーション・マネジメント(2)
         −業績とモチベーションの関係性−』です。
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