☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.202 2007/01/22 毎週月曜日発行 執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利 http://www.sk-k.co.jp http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンは、名刺交換をさせて頂いた方、ホームページより ご登録を頂いた方などのご縁を頂いた皆様に配信させて頂きます。皆様 のお仕事においてこの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。 ============================================================ モチベーション・マネジメント(2) −業績とモチベーションの関係性− ============================================================ モチベーションに影響を与える要素としてよく取り上げられる概念に エンパワーメントがあります。本来、上司なり管理者が持っている権限 をメンバーと共有したり、メンバーに与えたりすることを意味しています。 例えば、メンバー自身による目標設定であるとか、意思決定への参加 だけではなく、共有された経営理念や組織ビジョンを判断の基準として、 社員が自主的に顧客サービスを提供できる権限の一部をメンバーに与える 環境が社員のモチベーションと業績に関係しています。 従って、最近では、エンパワーメントの概念として、「人間のモチベート された状態」「自己重要感を感じている状態」を意味するようになって来て います。そして、「業績とモチベーションの関係」の調査によると、上司から 部下への権限委譲というものが、他の経営要因に比べ、成長性や収益性、 モラールに与える影響が大きいということが分かりました。(東京情報大学 研究論集1996) ただし、単に社員に権限委譲をしただけでは、企業業績は高まらないようで、 促進要因(イネーブラー)として不可欠なのが、 (1)トップが社員に対してビジョンという大枠を示した上で、 その枠組みの中で社員に権限を与え、自由に行動させていくこと。 (2)上司−部下間の情報の共有化がすすめられていること。 モチベーション・クリエーターになるための最大の要素がコミュニケーション だと言うことです。部下から尊敬されている上司は、部下との双方向の コミュニケーションが巧みなのです。 (文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利) ★次号予告★ ---------------------------------------------------------------- 次回は、『モチベーション・マネジメント(3) −モチベーションのアップダウン−』です。 ---------------------------------------------------------------- ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆週刊☆ 経営いろは帖 << 株式会社総合教育研究所 代表:石橋正利 >> ---------------------------------------------------------------------- ■ご意見・ご感想は → ishi@sk-k.co.jp ■バックナンバーは → http://www.sk-k.co.jp/iroha/back_number.html ■メール登録解除は → http://www.sk-k.co.jp/iroha/index.html ---------------------------------------------------------------------- ※当メールマガジンに掲載された記事を、許可なく転載することを禁じます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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