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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.204 2007/02/05 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
http://www.sk-k.co.jp
http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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のお仕事においてこの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

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モチベーション・マネジメント(4) −「変えられるもの」と「変えられないもの」−
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 自ら内発的に高いレベルのモチベーションを維持するには、頑張っても
「変えられないもの」と努力するば「変えられるもの」とを区別しておく
ことをお勧めする。

 まず、時間軸で考えると、

 ★過去に起きた出来事 ⇒ 変えられないもの ⇒ 嘆くことは止める。
ただし、受け止め方は変えられるので、例えば、過去のある出来事に対して、
後悔の念をもっていた人が、何かを学ぶことができたことで、感謝の念に
変わることはできる。

 ★未来に起こる出来事 ⇒ 変えられるもの ⇒ 諦めず行動する。

 次に、自分の心理的側面を考えてみると

 ★沸き起こる感情⇒変えられないもの⇒感情を無理に抑えようとせず、
感情に意識を向け、無くなるまで体験する。

 ★考え方⇒変えられるもの⇒自分の考え方に固執せず、もっと合理的な、
問題解決に有効な考え方を求める姿勢をもつ。考え方とエゴを結び付けない。
そうしないと、自分と相手との対立に摩り替わる。

 さらに、自分の行動的側面を考えてみると

 ★ 性格⇒変えられないもの⇒いくら性格の悪さを指摘されても、性格は
変えにくいものです。問題は、性格の悪さを認めようとしない姿勢です。
「確かに思い込みが強いなあ、自己主張が強くなるなあ」「つい気が短い
から怒鳴っちゃうな」と素直に認めてください。その上で、そんな自分も成長
途上人として抱きしめてあげてください。みんなに迷惑かけているのはゴメン。
まだ、まだ未熟な私だけれど、自分はそんな自分も大好きだよと。そうすると、
不思議なことに、相手を責める気持ちもなくなってくるんだ。やってみてください。

 ★ 態度・行動⇒変えられるもの⇒自分が好きになってくると、欲が出てきて、
相手から好感をもってもらえる行動や態度を取りたくなってくるんです。無理の
無い自然な振る舞いが出てくるから不思議です。

(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は『モチベーション・マネジメント(5) −お金より名誉−』です。
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