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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.213 2007/04/09 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
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http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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主体的な組織づくりの必要十分条件 −理解と共感と共有−
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 「理解する」意味を辞書で調べてみると、「物事のしくみや状況、
また、その意味するところなどをわかること。納得すること。のみこむ
こと。」と出ています。「共感する」は、「他人の考え・行動に、全く
そのとおりだと感ずること」とあり、「共有する」は、「複数の人または
団体が一つの物を共同で所有すること」とあります。

 主体的な組織づくりの必要条件は、「理解する」「共有する」ですが、
十分条件である「共感する」ことが、とても大切な要素です。

 経営品質でも、主体的な組織風土の形成を強調していますが、今回は、
そのための6つの条件を考えてみましょう。
 
(1)経営理念・ビジョンの理解と共感と共有
 主体的に判断できる拠り所となる経営理念・ビジョンが明確であり、
かつ全てのメンバーに理解され、共感され、共有されていること。

(2)行動規範への理解と共感と共有
 さらに、経営理念・ビジョンを実践する際の行動規範が明確であり、
かつ全てのメンバーに理解され、共感され、共有されていること。

(3)自己と他者の理解と共感と共有
 適切に行動規範を行動する上で、自分の行動、現在の結果を客観視し、
成長するためにどうすればいいかを考えることができる適性分析などの
データを、互いに自己開示し合い、フィードバックし合える場が用意されて
おり、成長目標という形で日々の活動の中に組み入れていること。

(4)エンパワーメント(権限委任)された環境
 顧客本位の方針を実現ための方法を決める意思決定の権限が現場に委任
されていること。

(5)ナレッジの理解と共有
 個人が学び習得した知識・技術・経験をナレッジとして理解し、共有し、
組織としての仕組みに取り入れていること。

(6)信頼と本質のコミュニケーション
 主体的な組織は、いろんな人と本音でコミュニケーションがとれる関係の
形成を促すオフサイト・ミーティング(肩書き・立場を離れて互いを理解する)
などの場があること。


(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『アファメーションの魔力
           −ネガティブな潜在意識からの卒業−』です。
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