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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.222 2007/06/11 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
http://www.sk-k.co.jp
http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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奈良毅先生のご講話 −個人・集団・人類と地球−
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 奈良先生の新潟での座談会は、例年になく、大勢の方にお越しをいただき
ました。ありがとうございます。「個人・集団・人類と地球」という今回の
テーマには、何か心ひかれるものがあったようです。

 今回はご講話の前に、奈良先生のガイドによる10分ほどの「瞑想」を
行いました。多くの方は初めての体験だったかも知れません。普段、外へ
向いている意識を、自分の内へ向けることで、心の平安が得られると共に、
ストレスを解消することはもちろん、能力開発や、健康増進などに効果が
あるからです。その後、ご講話に移りました。

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 個人主義という言葉に象徴される個人の意識の内にある「他人と自分を
対立する別の存在」だと感じる分離感が、無関心さや強い敵意や差別意識
を生み出し、いじめ事件や傷害事件を引き起こしていますが実は、「自分は
他人の一部であり、他人は自分の一部」という一体感こそ、対立や相手を
否定する世界を変えることができるのだと言うことをお話いただきました。

 個人が集団になったときにも、この分離感が他の集団に対する排他的な
反応を引き起こすことに繋がってしまうんですね。「相手を害することは、
自分を害することになること」を教育の場で教えていく必要を強く感じました。
そして、これは、道徳論ではなく、自然の摂理であること、つまり、宇宙が
ある一点からビッグバンにより拡大してきたことから分かるように、私たちは、
もともと一つだったということ。

 さらに、人類共通の願いである平和を実現する道は、お互いの相違点を
理解し合うことにあること。自然は、雪の結晶が一つとして同じものが無い
ように、「個性があること」「考え方に違いがあること」が悪いことではなく、
互いに支えあい、補完しあう関係として「共生」のモデルを私たちに教えて
くれているのですから。

 そして、アメリカのテロ事件9.11は、強い軍隊を持つことが安全だという
神話を崩壊させたこと。いかに、他国から憎まれない、うらまれない、愛される
関係を諸外国と作っていくかの大切さも教えていただきました。

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 今すぐ、一市民の個人が出来ることとして、「平和への無言の祈り」を講話後に
参加者のみなさまと行いました。いつの日か、世界に平和が訪れる日がくることを
願って。

(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『リーダーの指針 −変革者の心得−』です。
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