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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.229 2007/07/30 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
http://www.sk-k.co.jp
http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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このメールマガジンは、名刺交換をさせて頂いた方、ホームページより
ご登録を頂いた方などのご縁を頂いた皆様に配信させて頂きます。皆様
のお仕事においてこの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

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リーダーの指針(7) −闇と光−
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 人間の可能性を引き出すには、人間に与えられた能力に対する信頼感
が大切だということが分かりました。この指針は、せっかくの人間の
能力の根幹となる「イメージする力、想像する力」をネガティブに使う
ことのないようにするためのものです。

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チームの恐怖や不安、怒りやいらだちを消し去るものは、リーダーの
仲間に対する慈しみと信頼感です。闇を消し去るものが、光であるように。
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 闇を消し去しさりたければ、光を当てれば一瞬の間に闇は消え去る。
このことから分かるように、恐怖や不安、怒りやいらだちといった
ネガティブなエネルギーを消し去りたければ、そこに焦点を当てる
のではなく、仲間に対する慈しみと信頼感、愛や安心、感謝や安らぎと
いったポジティブなエネルギーが必要です。

 リーダーの役割は、恐怖や不安、怒りやいらだちといった闇の原因を
探すことではありません。原因が分かって手を打てたとしても、心に
巣くう闇がなくなるとは限りません。原因が取り除けないものなら、
お手上げです。単に、同情するしかありません。

 期待されるリーダーの役割は、惜しみなく、チームのメンバーに対して、
心が晴れ晴れとするような前向きなポジティブなエネルギーを注ぎ込み、
そのことに触発されて、メンバー自身の内面からも意欲的な気持ちが
出てくる影響を与えることにあります。

 では、どうすればポジティブなエネルギーを、メンバー自らの内側から
沸きあがらせることができるか、言い換えれば、どうすれば「ポジティブ
な考え方」をいつも持てっていられるかということです。

 その第一歩として、「ポジティブな考え方」の例をご紹介いたします。

(1) 人生はドラマです 楽しみます
 自然に四季があるように、夜と昼があるように、辛いこと、苦しいこと
があるから、喜びは何倍にもなり、感謝することができるんですね。
ドラマを演じている自分を監督として勇気付けてあげましょう。

(2) 人生は挑戦です 立ち向かいます
 失敗が最大の学びなのですから、成長するためには、挑戦することが
不可欠です。挑戦するから失敗する。失敗するから学び、成長する。
これが成長のサイクルです。

(3) 人生は愛です 分かち合います
 東京消防庁のハイパーレスキュー隊は「愛・技・絆」という言葉を大切
にしています。なぜなら、まず、愛がなくては、命を掛けることができません。
しかし、愛があっても、技が無くては、助けることができませんから技を
磨き続けようとします。そして、愛と技と共に、仲間との絆がなくては自ら
の命を託すことができません。愛こそが、全ての仕事のモチベーションの
源泉であることを忘れてはなりません。

(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『リーダーの指針(8) −試練が育む強い心−』です。
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