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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.231 2007/08/13 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
http://www.sk-k.co.jp
http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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心の指針(1) −一体性−
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 天地自然の法則を、心の指針と銘打って解説してまいります。天地
自然の法則に沿った生き方をすることで、日々の生活に幸せを感じる
ことができるようになることでしょう。

 最初の指針は「一体性」です。このことを忘れると、対立や争いが
生まれ、部門間のセクショナリズムや離婚、いじめ、ひいては戦争の
火種になってしまいます。忘れてはならない大切な指針です。

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(1)一体性 
 宇宙は「ビッグバン」から始まりました。姿形が違っていても、全て
のものは、本来、同じ一点から生まれてきています。
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 肌の色が違うことが、人種差別を助長してしまう。勉強ができるか
できないか、肥っていないかいるか、動作が俊敏や鈍いかが、いじめを
引き起こしてしまう。学校の仲間という視点は忘れられている。
職場でも、成果が出たかどうか、仕事ができるかどうかだけで、評価さ
れる。職場の仲間という視点は忘れられている。

 このような思考パターンが出来あがってしまったは、常に他人と比較
して、「異分子を排除することは正しい」という考え方に影響されてい
るようです。無理もありません。私たちの遺伝子には、本能的に自分と
違う「価値観や肌の色、立場、年齢、話のテンポ」に出会うと、とまどう、
警戒する、ひいては、相手の存在を認めたくないために、仲間はずれに
したくなる傾向があるのです。自己保存の本能が引き起こす反応ですが、
必要な時だけ使えばいいのです。

 問題は、相手を認識するとき、判断するときに偏りがあること、つまり、
「自分との違いに焦点を当てている」ことに気付いていない場合が多いと
いうことです。特に、日本人の私たちは、単一民族だということもあり、
普段、肌の色が違う他民族と一緒に生活していませんから、ちょっとでも、
自分と違うと感じることに敏感なのでしょう。ですから、「人間、同級生、
同姓、日本人などの共通点」に目が行きにくいのです。

 それゆえに、職場でも、相手との共通点を感じてもらい、安心感をもてる
ように、上司と部下との面談の場などで奨励されている「ラポールの形成」
が必要になってきます。「ラポール」とは「Rapport」というフランス語を
語源にしていて、「あの人とは何となく波長が合う」という表現の「波長」
を意味しています。

 具体的には、ラポールを確立しようとしている対象の相手の姿勢、しぐさ、
呼吸、言葉使い、話し方の音量、速度等に自分が合わせることです。この
ことで、相手は、こちらが相手と同じ種類の人間であるというメッセージ
を無意識的に受け取ることができます。

 でも、よく考えてみてください。もともと、この宇宙は、一つの源から
ビッグバンにより生まれ出たものです。また、肉体を構成している分子・
原子・素粒子は、いつか個体としての役割を終え、エネルギーに戻って
いきます(色即是空)。そして、また、誰かの肉体を構成する分子・原子・
素粒子に形を代えて見えるものに変換されるのです(空即是色)。

 さらに、21世紀に入り、天文学上、この指針に影響する大きな変化が
生じてきています。今は、黄道帯の十二星座と天空を回る我々の太陽系の
運動の関係の結果、パイシス(双魚宮)星団との整列状態からアクエリアス
(宝瓶宮)星団との整列状態に入りつつある時代と言われています。

 今までのパイシス星団の持つエネルギーの特徴が、個性的→分離・三次元的
物質至上主義・競争の原理・男性的であったのに対して、アクエリアス星団
の持つエネルギーの特徴は、連帯→統合・共生の原理 ・精神的な価値観・
女性的です。 今後は、このエネルギーの変化が「一体性」の法則の理解に
よい影響を与えることが期待されます。

 本来、天地自然の法則の一つである「一体性」とは、表面的な違いに
囚われることなく、人間同士はもちろん、動植物などの生命体とも、連動して、
影響し合う、生かしあい、補完しあってこそ、お互いを活かしあえることを
教えてくれています。このことを忘れないで、笑顔にあふれた家庭と職場を
実現してまいりましょう。

(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『心の指針(2) −不同性−』です。
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