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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.254 2008/01/21 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
http://www.sk-k.co.jp
http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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STOPメタボリック・シンドローム
           −50代からは一緒に考えましょう−
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 最近、よく聞く「メタボリック・シンドロームとは何か?」を今回は
取り上げることにします。

 内臓脂肪型肥満によって、さまざまな病気が引き起こされやすくなった
状態を「メタボリック・シンドローム」といいます。保健指導や治療の対象
として考えられるようになってきました。

 身体のどの部分に脂肪が付くかによって、肥満は2つのタイプに分かれる
そうです。

(1) 皮下脂肪型肥満
 下腹部、腰のまわり、太もも、おしりのまわりの皮下に脂肪が蓄積する
タイプ。皮下脂肪はいざというときに備えて蓄えられているエネルギー源
なので、減らしにくいといえます。

(2) 内臓脂肪型肥満
 内臓のまわりに脂肪が蓄積するタイプ。内臓脂肪は日々の生活のために
使われるエネルギー源ですから、比較的溜りやすいが、容易に燃焼すること
ができるので、日々の食事や運動を心がければ減らすことは十分に可能です。
 
 この2つのタイプのうち、「皮下脂肪型肥満」は外見から明らかに分かり
やすいですが、「内臓脂肪型肥満」を簡単に調べる方法として、ウエスト
(へそまわり)が男性では以85cm上、女性では90cm以上であれば、内臓
脂肪型肥満が疑われるとのこと。これは肥満というより肥満症と考えた方が
良いかもしれませんね。肥満とは単に体重が重い状態をいうだけですが、
健康を害するような肥満になると、「肥満症」と称して、保健指導や治療の
対象となります。

 私もついに超えてしまいました。あなたのウエストサイズは大丈夫ですか?

●ボディ・マス・インデックス:BMI

 もちろん、同じ体重でも身長が違えば、数値は異なります。そこで、体重を
身長で補正した数値が設定されました。これを体格指数(ボディ・マス・
インデックス:BMI)とよんでいます。

 BMIの計算方法は体重(kg)を身長(m)で2回割った値です。BMI値22を
正常とし、これより低いとやせ、25を越えるものを肥満としています。
体重が 60kgで身長が 160cmであれば、BMIは...
60÷1.6÷1.6=23.4になります。

 これも、私は、BMIが25を超えています。

 BMI値は肥満の"量"を見る目安ですが、"質"を見ているのが内臓脂肪の
量です。ウエスト(へそまわり)が基準を上回り、内臓脂肪の蓄積が明らかに
認められる場合は、肥満症だと疑う必要がありそうです。肥満症は、もう、
かなりの確率で病気の予備軍だと医師や保健師から言われた人も多いこと
でしょう。

 肥満症や糖尿病、高血圧、高脂血症などの生活習慣病は、それぞれが独立
した別の病気ではなく、肥満、特に内臓に脂肪が蓄積した肥満(内臓脂肪型
肥満といいます)が原因であることがわかってきたんですね。

 そろそろ、他人事ではなく、真剣に生活習慣を見直す時期がやってきたの
です。ご同輩の諸君。今年は、積極的に保健師の指導のもと、STOP
メタボリック・シンドロームに挑戦しましょう。

(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『経営革新の前に立つ壁(1)
        人を見て法を説く −種は腐っているか−』です。
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