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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.283 2008/08/11 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
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http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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愛と幸せと豊かさの秘密 −「3つの真実」から学ぶ−
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 野口嘉則さんから戴いた最新著作「3つの真実」をご紹介します。

 前号でご紹介した成功哲学「ザ・シークレット」を活かすためにも、
ぜひ、皆様におすすめしたい書籍です。私もこの本の主人公のような
失敗を繰り返してきた一人です。もう、そろそろ失敗から学び終え、
“愛と幸せと豊かさ”を実感できる人生を手に入れることにしましょう。

 「3つの真実」の主人公は、若くして研修事業を起こし、プラス思考
とプラス言葉を屈指して明確なビジョンを持つ成功哲学で事業を伸ばして
きた“ミスター目標達成”という名の社長です。

 物語は、こんなところから始まります。会社では、主要な社員が
お客様を横取りして独立するという会社存亡の危機に立たされ、
家庭では、奥さんはうつ病、子供は不登校という家庭存亡の危機に立た
されることになります。そこに、老人が現れ、“ミスター目標達成”が
3つの真実にたどり着けるようコーチングが始まります。
 
 昔の彼女の誕生日での出来事。ディナークルージングに遅れた昔の
彼女を責めた苦い思い出に対し、老人は語ります。

 『その男がディナークルーズを予約したのは、彼女の誕生日を祝い、
彼女を喜ばせるためじゃった。しかし男は、自分が最も望んでいたことを
忘れてしまい、彼女を責めた。その結果、彼女を喜ばせるどころか、傷
つけてしまったわけじゃ。このように、実に多くの人間が、その場の感情
や衝動に動かされて、自分が望む現実とは逆の現実を創り出してしまう。』

 『もし君が人生でそれを繰り返したくないなら、まず“人生を通じて
最も望むものはなにか”をはっきりとさせることじゃ』

 “人生を通じて最も望むものはなにか”という問い合わせに、みなさんは、
どうお答えになりますか?

 老人はこう答えます。

 『商売において、事業において、一番大切なこと。それは、世の中に
貢献することじゃよ。事業の大小を問わずできることじゃ。それは、まず
従業員に幸せになってもらうこと。そして客、取引先など、事業に関わる
すべての人たちに喜んでもらうこと。これを徹底的に実践することじゃ。
自分の事業から幸せな人の輪が広がっていけば、これこそが世の中への
大きな貢献となる。この社会貢献は、会社だけでなく家庭においてもできる。
家族に喜んでもらうこと。幸せな家庭を築くこと。そこから周囲の人たちに
幸せが広がっていくのだから、これも素晴らしい社会貢献じゃ。この“相手を
幸せにしよう、喜ばせよう”という気持ちが愛じゃ。若かったころのわしは、
急成長を目指すあまりに、従業員たちや客の幸せを考えることがあと回しに
なってしまった。つまり、怖れに駆り立てられて、愛を忘れてしまったのじゃ。
その結果、優秀な従業員が次々と辞めていったり、客からの評判が悪くなったり、
ほかにもいろいろな歪みが出てきて、商売をつぶすにいたったのじゃ』

 私の名刺に書いてある“お客様に喜ばれ、社員がいきいきと働ける会社
づくりを支援します”という企業参謀としてのメッセージの原点を見直す
きっかけになりました。“相手を幸せにしよう、喜ばせようという愛”が、
経営品質アセスメント基準書が目指す“協働”の世界です。一社でも実現
できるよう一緒に取り組むことが、私にとっても“天命完遂”の道です。

 さあ、いよいよ、相手を幸せにし、喜ばせる“自分と言う素晴らしい存在”
を認めることで、真の豊かさを実現できる知恵が「3つの真実」として
語られます。

≪第一の真実≫
 『人間は肉体を超えた存在であり、宇宙の偉大な力とつながっている。
そして、その本質は愛である。これが第一の真実じゃ。このことを心の
底から認めるとき、われわれの自尊心は満たされ、怖れに支配されなく
なる。自分を無条件で愛してくれる存在を近くに感じることができたら、
それが大きな安心感と自発的な意欲につながる。ただ、その無条件の愛
を生身の人間に求めてしまうと、失望することになりかねない。だから
こそ、宇宙から無条件に愛されているということに気づく必要があるのじゃ』

 私自身、子供のころ自信がない子でした。青年期になっても、孤独感が
強く、厭世的な傾向があり、両親はずいぶん心配したようです。幸いなことに、
今は“自分のことが大好き”になりました。そのきっかけは、正に“宇宙から
無条件に愛されている”ということを体感することができたことにあります。
言葉で表現できない程の“至福の喜び”の体験でした。それ以来、なにげない
瞬間に“生かされている喜び”を感じることができるようになりました。

 さあ、続きは、野口嘉則さんの「3つの真実」を手にとってのお楽しみと
いたしましょう。素晴らしい世界を自分のものにしてください。

(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『マーケティングの魅力(1)
           −建物ではなく家族の幸せを売る−』です。
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