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☆週刊☆ 経営いろは帖 Vol.290 2008/09/29 毎週月曜日発行

執筆・発行/株式会社総合教育研究所 石橋正利
http://www.sk-k.co.jp
http://www.sogokyouiku.com/ (ブログ)
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このメールマガジンは、名刺交換をさせて頂いた方、ホームページより
ご登録を頂いた方などのご縁を頂いた皆様に配信させて頂きます。皆様
のお仕事においてこの情報が少しでもお役に立てれば幸いです。

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メンタリング・プログラムを活用しよう −キャリアと心理的支援−
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 メンタリング(mentoring)とは、知識や経験の豊かな人々(メンター)が、
まだ未熟な人(メンティー)に対して、キャリア形成や心理・社会的な側面
から一定期間継続して行う支援行動の全体を意味します。言い換えれば、
メンターがメンティーに対して行う具体的な支援行動や配慮をメンタリング
と言います。具体的なメンタリング行動とは、メンターがメンティーに対して
行うキャリア形成と心理・社会的側面への支援行動全体を意味する言葉なの
です。

 特に、最近は、将来の経営幹部候補生のキャリアの支援としての役割が
広がっていますが、あなたの会社では、誰を対象にしたメンタリングが行われて
いるでしょうか?

 ご興味のある方には、資料を差し上げます。

●社会貢献型メンタリング

 従来、メンタリング・プログラムは、企業内の人材育成を中心に発達して
きましたが、1990年代中頃から、社会貢献領域へと展開されるようになりました。
社会貢献型メンタリングの事例として、「IBMのメンタープレイス」をご紹介します。

「児童・生徒や教師とIBM社員を結ぶIBMのオンライン・ボランティア・プログラム」
という副題が付いています。

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 IBMメンタープレイスは、児童・生徒の学力向上を支援するための仕組みです。
ボランティアとして参加するIBM社員がメンターとなり、メンティーである相手の
児童・生徒に学習の支援や、仕事またはキャリアに関するカウンセリングを行う
ものです。

 IBMメンタープレイスの特徴は、IBM社員のボランティアと児童・生徒との間で、
原則として、年間を通じて一対一のメンタリングを行うという点です。 すべての
生徒の学力向上を支援するため、教室の生徒全員が対象となります。また、メンタリング
を教室での学習とも結びつけられるよう、先生とも協力しながら進めています。

 例えば、人として成長していくうえで最も重要なことの一つに「人格の形成」が
あります。誰からも好かれる人柄になること、優れた人格になることは、たやすいこと
ではありません。困っている人に親切にすることも大切ですが、それ以上にもっと
多くのことが必要です。それは、日頃のあなたの言動すべてにおいて、敬意、責任感、
信頼、思いやり、公正さ、誠実さなどを発揮することです。また、物事を正しく判断
したり、人の意見に素直に 耳を傾けたり、品行の悪い行いをしないように自分を
コントロールすることも大事です。

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 アメリカでは、2002年から1月を「メンタリング月間」と制定して、大統領を始め
として、国をあげて取り組んでいるそうです。いずれ、日本でもその必要性は社会的に
高まるばかりですね。


(文責:株式会社総合教育研究所 石橋正利)

★次号予告★
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次回は、『癌の予知予防・再発防止プログラム
               −癌になっても希望あり−』です。
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