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Recruit

会社合併に伴うシステム統合プロジェクト。 お客様と2人3脚で超短納期でのリリースを実現!

HRシステムソリューション

2025.07.07

T社 様

業 種自動車の販売、整備など

対象人数約7000名

  • 統合に伴う規定の整備も並行して進めていく中でのシステム統合は、それだけで超高難度
  • 事前に影響範囲調査を行い統合によるシステム統合の難易度判定と必要工数を見積り、万全の体制を準備
  • スキルの高い人材ばかりをアサインすることによってスピードと品質の両立を図った
  • 給与を正しく払うことにピンを止め、システム化に拘らない柔軟なスタンスを取ることで、システム統合の難易度を下げた

2019年にグループ会社の5社を統合し、新会社を設立することが決定されたT社様。COMPANY®としては、それまで各社毎の規定に合わせてマルチカンパニー機能を利用し各社運用していたが、会社統合に合わせて新会社として統一の設定を利用できるようシステム改修を行うこととなった。それまで、自社でCOMPANY®の設定変更等に対応していた会社様ではあったが、下記事情により自社でやり切ることはできないと判断し、SKKへの外注となった。

①会社統合に伴う、規定の統一や、社員番号の重複を避けるための社員番号の振り替え、旧会社で支給していた交通費の新会社への付け替えなど、ただ設定をそろえるだけでは不十分であった。
②統合が発表された2018年秋からシステム稼働までの期間が短く、新規定での運用を実現するためのシステム改修案を考えながら自社で進めるということが現実的でなかった。

その状況のもと、SKKとしては下記観点を意識しながら体制をご提案した。
①プロジェクト全体の工数見積もりを実態に沿ったものにするため、事前調査期間を設けた。
(当時の運用、設定を知らない状態で見積もると、どうしても「工数を積み上げる」こととなり、結果として高くなる傾向はある。)
②既に長年稼働しているCOMPANY®に対して、「新設定」「新運用」を導入するというため、システムの設定だけではなく人事業務及び運用に強いメンバーを中心とした体制組みを行った。

  • 期間・体制

    【期間】2018年10月~2019年4月
    【お客様】Pjtオーナー1名、Pjtマネージャー2名、領域ごとの業務担当11名、インフラ担当1名の計15名
    【SKK】Pjt管理者1名、プロダクトごとに開発リーダー1名、メンバー1名~2名の計8名


2019年1月から具体的なPjtとして開始し、同年4月に大きな問題も無く無事に稼働することができた。決め手となったのは下記2点。

①プロジェクト開始前にCOMPANY利用環境の事前調査と業務ヒアリングを実施することで、精度の高いプロジェクト計画を策定することができた。事前調査を実施することにより、下記を実現できた。

・「本当に」必要な設定変更箇所の特定と、それを実現するための「実態に合わせた精緻な」お見積りの作成。
・事前調査の内容と、規定変更の余地などを総合的に考慮したプロジェクト計画の作成。

②COMPANYの機能面に明るいだけでなくCOMPANYユーザ企業間の合併やCOMPANY環境の統合経験があるメンバーをアサインしたことで、プロジェクト上のリスクとなる部分の把握と事前の手当をすることができた。下記のような課題が発生したが、担当コンサルタントの経験と要点を押さえた対応により、無事対処することができた。

・急遽全社的にフレックス制度を導入する必要性が生じた。ほぼ1.5か月くらいの期間で規定に合わせた勤務入力が行える状態を作り上げた。他社でCOMPANYを利用してフレックス制度を実現している事例を基に、どの案を採用するのかといった点から意思決定し、適切な設定を行うことができた。

・社員番号変換処理に極めて長い処理時間がかかることが判明したが、「事前準備」及び「複数台端末での同時実行の余地の確認」「変換後の確認フローの確立」など、タスクを整理することにより、無事全社員の付け替えが完了した。

・交通費情報の移行に伴って、当初予定していた移行方法では不十分であることが判明した。そこで、WHI社コンサルタント、コンタクトセンターとも密に連携し、「旧会社での支給経路の一括での停止手順」「移行データの作成」「移行後の確認フローの確立」など、不測の事態にも柔軟に対応ができた。